在留資格の延長措置終了 水際緩和で出国者増加―入管庁

2022.05.31
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by 時事通信


農場で作業するインドネシア国籍の技能実習生ら=2018年12月、香川県観音寺市

農場で作業するインドネシア国籍の技能実習生ら=2018年12月、香川県観音寺市

 出入国在留管理庁は31日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で帰国が困難な技能実習生らに対する在留資格延長の特別措置について、6月30日以降に在留期限を迎える人を対象に順次終了すると発表した。3月から段階的に実施している水際対策の緩和を受け、出国者数が増加傾向にあることが理由。
 期限後直ちに打ち切りとはせず、在留資格のうち「特定活動」は4カ月間、「短期滞在」は90日間それぞれ延長し、その後の更新は認めない激変緩和の措置をとる。6月30日より前に期限を迎える人も最終的には特例措置が終了する。
 入管庁はこれまで、技能実習を修了したり、教育機関を卒業したりした外国人が帰国困難と認められた場合、更新可能な特定活動(6カ月)への資格変更を行っていた。就労が認められない短期滞在の資格で滞在している外国人にも、資格更新と週28時間以内のアルバイトを認めてきた。(2022/05/31-09:10)

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