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なぜアイフルグループのソーシャルレンディングが人気?新商品「不動産担保ローンファンド」で攻勢、目指すのは“ソーシャルレンディングのニューノーマル”

お金を借りたい企業と、貸したい個人投資家をつなげる「ソーシャルレンディング」。この業界に消費者金融でおなじみの「アイフルグループ」が参入して話題になったのは2020年9月頃、コロナ禍の真っ只中のことです。事業開始から順調に利用者数を伸ばし続け、参入当初はアイフルグループ向けの貸付に限っていたファンド組成をついに外部にまで広げ、2022年3月から「不動産担保ローンファンド」の募集を開始しました。金融市場全体が荒れに荒れている昨今、アイフルのソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)が投資家の注目を集め続ける理由はどこにあるのでしょうか。

アイフルグループが目指す“新しい資産運用”のカタチ

「ソーシャルレンディングのイメージを変えたい」

ソーシャルレンディングとは、「個人投資家」と「お金を借りたい企業」をファンドを通じてネット上で結びつけるサービスで、クラウドファンディングと呼ばれる投資手法の1つです。銀行にお金を預けていてもほとんど増えないマイナス金利下において、ミドルリスク・ミドルリターンの商品として注目を集めました。

そのソーシャルレンディングにアイフルグループが参入したのは2020年9月。実はその少し前に、業界最大手のSBIソーシャルレンディングが手がけるファンドで集めた資金を目的外に流用していたことが判明するなどの不祥事があり、SBIは本事業の撤退を発表しています。また、ソーシャルレンディングの草分け的存在のmaneoマーケットも、集めた資金の目的外流用が発覚して金融庁から処分を受けています。利用者が増えていたソーシャルレンディングも、相次ぐ不祥事で一時は投資家離れが加速していました。

そんなマイナスイメージもあるソーシャルレンディング業界にアイフルが参入するということで話題になりましたが、2022年現在まで、順調に利用者を伸ばしてきたと言います。

投資家に支持されたもっとも大きな要因は、貸付先をアイフルグループ向けに限ったことでしょう。つまり、「東証プライム市場上場企業であるアイフルへ、ファンドを通じて個人投資家がお金を貸す」という商品にしたこと。前述のような不祥事が相次いだ背景には、信用力の見極めと審査の難しさがありました。貸付先を同じアイフルグループ内に限定し、さらに審査も知見のある弁護士ほか第三者を入れることで、貸し倒れや出資金が目的外に使われるなどの問題が起きるリスクを大きく減らすことに成功しています。

この仕組みによって、利用者が安心して投資できる環境を作ったと言えるでしょう。

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ミドルリスク・ミドルリターンの商品が主流だったソーシャルレンディング業界で、ローリスク・ローリターンの安心できる商品から提供したのが、アイフルグループクラウドファンディング(AGCF)の「アイフルファンド」が投資家に支持された要因でしょう。資金に余裕があり、預金するだけではもったいないと感じている方にとって、安心・信頼できるリスクの低い投資先として支持されていることが見えてきます。

新商品「不動産担保ローンファンド」で新たなフェーズへ

そして2022年3月8日、新商品として「不動産担保ローンファンド」の募集を開始しました。今まで貸付先をアイフルグループ向けに限定してきましたが、ここにきて外部貸付へ踏み出した経緯と狙いはどこにあるのでしょうか。

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一見すると、アイフルグループ以外への「外部貸付」ということで、ここまで説明してきたような安心・信頼できるリスクの低い投資先というメリットが薄れるようにも感じてしまいます。ほかの事業者であったような不祥事は起きないのでしょうか。

この点について、AGCFは以下のとおり説明しています。

「不動産担保ローンファンド」は、不動産を担保物として抵当権を設定することによって、安全性を確保しています。

本商品は第三者である不動産鑑定会社の不動産評価を取得し、評価価格の85%を上限として(LTV85%を上限として)貸付けを行います。

第三者の専門家の評価を取得することによって、恣意的な不動産評価が行われることを防ぐことができます。

融資については、返済が予定通りにいかなかった場合は担保不動産を売却して返済することになりますが、その際に担保不動産が適正な価格で評価されているかどうかが、どれだけ回収できるかに大きく関わってきます。

不動産担保融資を取り扱うことはソーシャルレンディング参入当初から予定していたとのことであり、ローリスク・ローリターンであるアイフルグループ内部「アイフルファンド」への貸付が軌道に乗ってきたところで、投資家のニーズを拾うためにミドルリスク・ミドルリターンの「不動産担保ローンファンド」へと予定どおりに駒を進めたと言えるでしょう。

参入から現在までにしっかりと募集実績を積み重ねてきたことで、より大きなリターンを狙いたい投資家の受け皿としてさらに注目を集めています。

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ソーシャルレンディング業界の“ニューノーマル”を目指す

アイフルの戦略に沿って着々と利用者を増やしているAGCFのソーシャルレンディング事業。他業者との差別化にも成功し、健全な業界づくりに大きく貢献していると言えるでしょう。

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AGCFは「ソーシャルレンディング業界の“ニューノーマル”を目指す」と説明しています。

不祥事などで業界のイメージが傷ついたなかで、まずはソーシャルレンディング業界の信頼回復が最重要課題であると言います。

AGCFのような投資商品を扱う金融商品取引業には「フィデューシャリー・デューティー(受託者責任)」と呼ばれる、顧客本位の業務運営を行うことが求められています。つまり、顧客の利益を最優先に考えるべきで、利益に反する行為を行ってはならないとするもの。不祥事が起こった業界であるからこそ、この原則に立ち返り業務運営を行うべきでしょう。

AGCFからは、十分すぎるぐらいに顧客の利益を最優先に考えており、ソーシャルレンディング業界のニューノーマルを確立しようという意気込みが感じられました。

参入当初からのロードマップ通りに外部貸付の「不動産担保ローンファンド」に進んだAGCFのソーシャルレンディングは、業界のイメージを作り変えて“新しい資産運用”として普及させるポテンシャルを持っています。物価上昇・円安・戦争・流行り病・災害などなど、生活と家計にダメージを与える危機は突然やってきます。「資産を守って増やす」手段として、AGCFのソーシャルレンディングを活用してみてはいかがでしょうか。

文:マネーボイス編集部
image by:AGクラウドファンディング株式会社
PR:AGクラウドファンディング株式会社

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