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連続起業家・けんすうが実践する最新ビジネスをゼロから把握するための“理解力”の上げ方

日進月歩で進むビジネスの進化の波に飲まれ「自分の理解力が足りないのでは?」と悩む人が増えているのではないでしょうか?仕事でも投資でも、最新の情報を理解することは増々、重要となっています。今回は理解力を上げる方法について、連続起業家のけんすう氏が解説をしていきます。(『 「アル開発室」サービスづくりとスタートアップの“今とこれから”をのぞけるメディア 「アル開発室」サービスづくりとスタートアップの“今とこれから”をのぞけるメディア

※本記事は有料メルマガ『「アル開発室」サービスづくりとスタートアップの“今とこれから”をのぞけるメディア』2022年12月23日号の一部抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月分無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:古川健介(通称けんすう)
アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社nanapiを創業。2014年にKDDIグループにジョインし、Supership株式会社取締役に就任。2018年からアルを創業。

理解力が足りない?

こんにちは!

今日も今日とて、マシュマロに来た質問をネタに記事を書かせていただこうと思います。質問をいただけるので、とても記事が書きやすいです、ありがとうございます!

けんすうにマシュマロを投げる | マシュマロ

今日いただいた質問はこちらです。

理解力を上げるにはどうすれば良いでしょうか?

仕事でドキュメント読んでも理解できなかったり新しいやりたいことに挑戦しても色々調べて結局よく分からず止めてしまうなど自分の理解力のなさが悲しいです。

どうすれば改善するでしょうか?

なるほどなるほど、僕もおそらく、普通の人に比べると「理解力が低め」のタイプなのでよくわかります。

というので、僕がどうやっているのかとか含めて書いて見たいと思います。

ではいきます。

理解力とは何か?を考えよう

こういうときに、まず疑うのは 「理解」とは何か?をちゃんとわかっているかどうかというのから疑います。

結構僕らは、言葉を雑に使ってしまっていて、そこで解決法がわからなくなっているのがあったりするのですね。もしかしたら、質問者の方は「何かを知ろうと思ってもよくわからなかった」ということを「理解できなかった」としてしまっているのかなと。

ちょっと別の例で説明します。

たとえば「欲しいものが買えなかった私は“買い物力””がない」みたいな言い方を想像してみてください。

これだと、「買い物のどこでつまったのか?」というのがわからないですよね。

このように「買い物力」、というものがあると錯覚して、その能力が低い、と思ってしまうと、「買い物力をどう上げればいいのか?」と考えてしまった結果、言葉が大雑把すぎるので問題を特定できずに終わってしまったりします。

じゃあどうすればいいかというというと、細かく分解することです。買い物でいうと

・買うべきものを把握できる

・買うべきものをリスト化できる

・買うべきものが、どにこ売っているかを調べることができる

・買うべき店舗がどこにあるのか、住所がわかる

・買うべき店舗まで、いく移動方法がわかる

・家からその店舗まで移動することができる

・その店舗内で、目的の品物を探して購入ができる

・買った品物を持って買えることができる

くらいまで言えます。

ここまで分解すると、「買いたいものはわかるし、どこで売っているかもうわかる。しかし、そこの店の住所を調べる方法がわからなかった。だからお店に行けずに買えなかった」などと正確に問題を把握することができます。

問題を正確に把握できるようになると、「じゃあ、特定のお店の住所の調べ方を勉強すればいいな」とかわかります。ここまでくれば9割方解決していて、あとは「お店の名前 + “住所”でGoogle検索すると出るよ」というのを知るだけで、物事が解決したりします。

というので、「理解力」とか「コミュ力」とか、あまりに多く使われるがゆえに、なんとなくの雰囲気で言葉を使っちゃうことによって、問題がわからなくなる、というのはよくあるわけです。

Next: “理解力”とはなにか?根本を噛み砕いてみる

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