今年の冬の電気代やガス代、去年に比べてあまりにも高いとSNSでも話題となっています。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、ウクライナ戦争と日本のエネルギー価格について記事を紹介しながら解説しています。
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ウクライナ戦争と日本のエネルギー価格高騰
今回はエネルギーの話。
一般家庭の電気代・ガス代が高騰しています。東京電力は6月にさらに値上げをします。
ウクライナ戦争が長引く中、今後の世界のエネルギー価格はどうなっていくのでしょうか?
その動向について1月28日の香港サウスチャイナモーニングポストが面白い関連記事を載せているので紹介します。
「ロシア、エネルギー輸出でさらなる制裁を受ける
しかし、中国とインドは今回は救いに来ないかもしれない」
欧州連合(EU)は2月5日、ロシア産の精製燃料の輸入を禁止する予定だ。
その制裁はロシア経済にさらなる混乱をもたらす。
しかし中国とインドはEUに代わって精製燃料を購入することはないだろう。
原油アナリスト、ビクター・カトナ氏は「中国もインドも製品の純輸出国であり、これ以上輸入する必要はない」と言う。
中国とインドは自国の精製所で燃料を生産しておりヨーロッパにも供給することができる。
実際、中国の貨物はすでにラトビアに向かっているとのことだ。
解説
来週2月5日からEUがロシアへの制裁を強化します。ロシア産精製燃料の輸入も禁止するのです。
以前はインドと中国がロシア産原油の受け皿になってくれたのですが今度はないというのです。
それどころかこの機会を利用して中国とインドはお金儲けをする可能性も十分にあるとの事。
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