海外じゃ通用しない。妙な「日本の常識」がグローバル化の邪魔をする

Happy young Asian saleswoman looking at camera welcoming client. Smiling woman executive manager, secretary offering professional business services holding digital tablet standing in office. PortraitHappy young Asian saleswoman looking at camera welcoming client. Smiling woman executive manager, secretary offering professional business services holding digital tablet standing in office. Portrait
 

「相手の目を見て話しましょう」とはよく言われますが、日本では相手をじろじろと見るのは失礼にあたるとされていますよね。しかし、メルマガ『j-fashion journal』の著者でファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんは、ビジネスでも恋愛でもまずは相手の目を見ることが大切だとしてその理由を話しています。

ビジネスも恋愛も相手の目を見ることから始まる

こんにちは。

先日、YouTubeのモハPチャンネルで、「欧米では日本人は不気味な存在に見えているかもしれない」という意見を述べていました。欧米では目を合わせて挨拶することが、最低限の「自分はテロリストや犯罪者ではなく、全う人間です」という意思表示なんですね。

コロナ後は特に、マスクを外せないとか、素顔を見せられないという人が増えていて、それがどれだけ周囲の人に不信感を与えているかに気がついていないよです。

これはプライベートでもビジネスでも共通する要素であり、どんなに立派なスライド資料を作成しても、プレゼンする時に、クライアントと目を合わせないのでは、信用されないですよね。目を合わせことの重要さについて考えてみたいと思います。

1.相手の目を見ることで安心する

街中や電車の中で、外国人の異性の方と目が合ったことってありますか。私は何度かあります。これって自分が女性を見ているということなんですよね。そして、相手も私を見ていたということです。だから目が合う。

互いに目があった瞬間、私は微笑むようにしています。そして、軽く首を傾げたり、あるいは小さな声で「ハイ」と言ったりします。多くの場合、相手も微笑み、何事もなくそのまま離れていきます。こんな瞬間的なアイコンタクトであっても、なんとなく暖かなきもちになります。これは海外出張で身につけたものです。つまり、皆そうしているということですね。

逆にいうと、目が合わないというのは怖いのです。こちらが相手を見ているのに、相手はこちらの視線を避けている。これは怖い。相手が自分を避けている。つまり、敵視しているというサインです。

海外でエレベーターに乗っていて、途中階から人が乗ってくる場合、「ハーイ」と言いながら笑顔で乗って来る人が多い。そして、周囲の人と二言三言、話をします。この行動によって、乗ってきた人が安全な人であることが分かり、エレベーターの中は一気に和むのです。

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