これまでもたびたび健康不安説が囁かれてきたプーチン大統領。そんなロシアの独裁者が、10月22日に心停止状態に陥っていたという情報が飛び込んできました。今回のメルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、この仰天ニュースを伝える記事を紹介。さらに現在メディアに露出しているプーチン氏の「影武者疑惑」と、日本の大手メディアが行ったAIによる真偽の検証結果を取り上げています。
【仰天】★プーチン「心停止説」と「影武者説」
日本でも時々テレビで紹介される「SVR将軍」は、「プーチンが最近死にかけた」という話をしています。『中央日報』10月24日付。
23日(現地時間)、英国タブロイド紙のミラーやエクスプレスなどは元クレムリン宮(ロシア大統領府)情報要員が運営していると推定されるテレグラムチャンネル「ゼネラルSVR」を引用し、プーチン大統領が22日夜に心停止に陥り救急要員から緊急措置を受けたという内容が出たと報じた。
ちなみにSVRというのは、ロシアの対外情報庁のこと。「SVR将軍」は、「クレムリンのインサイダー情報を発信している」と言われています。
● SVR将軍のYouTubeページ:General SVR
このチャネルは「午後9時5分ごろ、プーチン大統領の保安要員が大統領寝室で何かが落ちる音を聞き、寝室に駆けつけるとプーチン大統領がベッドの横で倒れているのを発見した」と主張した。また「保安要員はプーチン大統領が床でけいれんを起こして横になっているのを見た」とした。
医療陣がプーチン大統領に蘇生術を試み、プーチン大統領が官邸内の特別集中治療室で意識を取り戻して状態が安定したともこのチャネルは主張している。
モスクワ国際関係大学のソロヴェイ元教授は、「プーチンは年内に死ぬ」と断言しています。ですが、皆さんは、不思議に思うでしょう。
「ていうか、プーチン、めちゃくちゃ元気でしょう?つい最近も、金正恩と会ってましたよね?」と。9月13日プーチンは金正恩と元気に過ごしている。
ここから、皆さん、びっくり仰天の説が登場します。
SVR将軍やソロヴェイ教授は、「本物のプーチンは、死にかけている。金正恩と会ったのは、【 影武者 】だ!」と主張しているのです。
「トンデモ、トンデモ、トンデモ~~~~~!!!」と思われるでしょう。それが、普通のリアクションだと思います。