岸田首相が「資産所得倍増プラン」という政策を打ち出し、「貯蓄から投資」という政府が長年掲げてきた目標を一段と推し進めようとしています。この背景にあるのは、少子高齢化による年金財政への危機感があると考えられます。
実際に私的年金制度のiDeCoの加入年齢が即座に65歳未満まで引き上げられ、2024年からは非課税枠を大幅に拡充した新NISAも開始されます。つまり、将来的に年金の支給年齢の引き上げ、給付水準は引き下げられるから、投資に取り組んで自分自身である程度の資産を確保してください、という政府からのメッセージでもあるでしょう。
ご存知の通り、金融庁は老後30年間で約2,000万円の資金が不足するとの試算を出しています。しかし、資産運用に関するリテラシーやノウハウをまったく持っていないと、投資に失敗してかえって大きな損失を出してしまいかねません。
いったいどうしたら……ということで、今回、マーチャントブレインズ投資顧問が運営する『株エヴァンジェリスト』（以下、株エヴァ）の投資助言分析者も務める、あの有名投資家「Bコミ」こと坂本慎太郎氏に、今後の相場の見通しや投資にどう取り組むべきか、また相場との向き合い方などについてお話を伺いました。
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投資メディアに引っ張りだこ「Bコミ」に2024年の株価展望を聞く
日経平均株価、バブル超えはもう少し先？
プロフィール：Bコミ（坂本慎太郎）
各種大手メディアに引っ張りだこの有名投資家、株式評論家。大学卒業後メーカー勤務を経て、日系の証券ディーラーを5年半経験。その後、かんぽ生命保険に転じ、債券や株式のファンドマネージャーを7年半歴任。いわゆる機関投資家として10兆円以上の資金を動かすなどして活躍後に独立。現在までに年間200回を超えるメディア出演をこなすほか、セミナーや投資本の執筆、SNSなどを通じて幅広く活動している。
——早速ですが、日経平均がバブル後の最高値を更新して話題になっています。ズバリ来年の相場についてお聞きしますが、日経平均のバブル超え（3万8,915.87円）はありますか？
坂本慎太郎氏（以下、坂本）：少なくとも来年（2024年）はないかなと考えています。今年の上昇要因は米国を中心とした業績と景気の好調さであって、すでに来年分も織り込まれています。順調に伸ばしたとしても、バブル超えはあっても再来年（2025年）あたりでしょう。
——直近は円安傾向が続いていますが、来年（2024年）以降も続くのでしょうか？日本経済への影響もお伺いできればと思います。
坂本：円安はそろそろ打ち止めが見られますが、円安傾向そのものは続いていくのではと。もちろん、この程度の円安は日本経済にとっては全然プラスです。それは輸出銘柄の上がり方を見ても明らかですよね。
——いまの円安は日本経済にとって全然プラス！投資家にとっては勇気づけられる言葉です。株価の見通しに変動を与えそうな来年（2024年）の注目イベントはありますか？
坂本：まず、大前提として株は、業績・景気・需給バランスで考えて欲しい。イベントを予想して行動すると、株価の見通しそのものがズレてしまいますよね。大統領選があるからといって、業績・経済が良くても株を買わないのでしょうか？
——たしかに。投資機会を逃すべきではないですよね。
坂本：チャイナショック、コロナショックと大きなリスクイベントがありましたが、結局は高値を更新しているんです。それは企業が増収増益で景気が良かったからにほかなりません。
イベントが出た時にどこまで下がるか、景気への影響などを本質的に考えて押し目を買うという考え方で問題ないと思います。
——なるほど。イベントにとらわれずに、業績や景気を見て臨機応変に対応する必要があるのですね。坂本さんが注目している業界や銘柄はありますか？
坂本：注目銘柄としては、かなり広いですが引き続き輸出・自動車関連を見ておきたいですね。
ここで坂本氏がヒートアップ。投資に対する熱意が伝わってくる。メディアのあり方や自身の行っている投資サービスへも話が進む。
坂本：日本のメディアが投資をダメにしている部分も大きいですよ。センセーショナルな見出しで個人投資家を煽って、注目を集めるやり方が。
面白くないと思われてしまうかもしれませんが、やはり愚直に業績と景気をしっかり考えて投資をしていく、これが投資には大事ですよ。
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坂本慎太郎が買う銘柄がズバリわかる投資助言サービス開始！
——坂本さんは投資助言サービスを行なっているとお聞きしましたが。
坂本：株エヴァンジェリストというサイトに投資助言分析者として登録して、日本株の個別銘柄の投資助言をスタートしています。
もともとサロンスクールでデイトレ・短期・中長期と学習系のコンテンツを提供していましたが、リアルな講演会はもちろん、DMなどでも「良い銘柄はないですか？」「Bコミさんのオススメが知りたい！」と聞かれることがすごく増えてきたので。
中身としては、推奨銘柄をお伝えしています。有料でやっている以上、自分の中で1番良いもの、1軍の銘柄を出しています。
——推奨銘柄を提示するのは投資助言のオーソドックスなスタイルかと思いますが、強みや違いはどのような点があるでしょうか。
坂本：まず、私がメインで担当している「Bコミ熱血プラン」では、2プランがあって、1つは決算勝負で推奨銘柄をお知らせするもの。もう1つは、脱イナゴ・脱チャートを掲げて、中長期のロジック投資を推奨しています。
タイミングも重要ということで、損切りや利益確定ポイントも細かくお伝えしています。
また、名前を聞いたことのないような人が、使い捨てのようにあちこちで推奨銘柄を出していたりするのを目にしますが、私は本当に覚悟を持ってやっています。内容、結果によっては自分の価値を下げてしまうことにもなりかねませんから。
もちろん、それ以上に参加した方の資産にダイレクトに反映されますから、1人1人の方にどうしたら損をしないで儲けてもらえるかということを日々考えながら提供しています。
——推奨銘柄の選定基準やロジック、実績についても教えていただきたいです。
坂本：ロジックとしては、ここで説明するとかなり長くなってしまうので、無料会員にも配信しているレポートの方で解説しているのでお読みいただければと思います。初心者の方にもできる簡単なヒントとしては、なんといっても業績・決算を重視していただくことです。
また、実績は直近でCVSベイエリア＜2687＞が100%超、2倍以上で利益確定することができました。
——2倍以上…すでに結果を出されているんですね。本日はありがとうございました。
「とっておきの銘柄を気合を入れて選んでいます！」
「日本のメディアが投資家をダメにしている」と、坂本氏は熱っぽく語っていましたが、確かに日本は“暴落”という単語を使うだけでページビューが上がると言われるほど。
インパクトの強い単語が見出しに使われた大統領選などイベントを中心とした株価の分析記事は多いですが、肝心の企業業績、決算を分析した記事を見た経験は少ないのではないでしょうか。
まさにこれらを解決するのが、坂本氏のレポート「Bコミ熱血プラン」。どう考えたら良いか分からない、考える時間がないという方にはうってつけでしょう。
インタビューを通して、お金をもらっているからには、それ以上の価値を提供したい、という覚悟と熱意も伝わってきました。
「自分のコアな部分、ロジックや銘柄をぜひお見せしたい。とっておきの銘柄を気合を入れて選んでいます！」とのことなので、興味がある方は、まずは無料の会員登録で銘柄を1つ見てみてはいかがでしょうか。
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なぜ結果が出せるのか。坂本慎太郎が伝えたいこと
「株エヴァ」では、投資家の間違いの入口である個別株のチャート依存、短期理想主義を修正すべく、脱チャート、脱イナゴを掲げた「ロジック投資」を基本に据えたご案内をいたします。
ロジック投資とは、身につければ株価が動く材料を先回りできる手法です。株価は1〜2期先の業績を織り込んで推移していますので、このシナリオの変化（ロジック）を事前に予想して先回りします。
このロジックの先読みについては残念ながら一朝一夕ではできませんし、財務諸表が読めても難しいでしょう。株価の分析には決算書の数字などを分析する「定量評価」、業界や同業他社の事例、材料など数字に表れない分析を行う「定性評価」の2点が重要と考えます。定量評価に重きを置くことが大事ですが、過去の事例、様々なパターン、相場などを勘案しなければならず個人には難しいでしょう。
しかし、ご安心ください。
今回はただ、無料会員登録するだけで買い時、売り時、ロスカット水準などにも言及した銘柄情報をお届けいたしますので、投資について様々なお悩みをお持ちの個人投資家の一助になるものと思います。
もう少し銘柄選別の手法を詳しく紹介しますと、
・業績の変化を捉える
・急騰候補の待ち伏せ
この点にフォーカスした分析手法になります。
一般的な投資顧問会社が推奨する銘柄は短期理想主義を前提としたものが多い傾向がございます。もちろん、短期で結果を出すことは重要ですが、そもそもなぜ短期売買としているのか、という部分の根拠が曖昧であるため、実際には高値で滞留している時間が短かかったり、売り遅れて損失を被るといった事例も少なくありません。
また、上昇する材料も数年先に実現する技術や会社を過当に評価しているものも多いため、一緒に長く夢を見た人が損する構図になっているのです。
株価は通常1〜2期先の業績を織り込んで推移しています。例えば、あなたは新技術開発や新薬開発など数年〜数10年以上先の期待を株価に織り込んだ銘柄を「○○関連銘柄」などとされて何も考えず買ってはいませんか？
○○関連と騒いでいた短期筋は株価が上昇したり、一定期間揉み合うと見切りをつけて渡り鳥のように次の銘柄に移動します。遠い未来の業績を織り込んだ銘柄はバラ色の未来にならない限り株価は元に戻るはずです。
このように根拠が曖昧な推奨銘柄では、余程運が良くない限り、まず勝てません！もう、大切な資金を無駄に投じるのはやめにしましょう。
しっかりと業績やロジックに基づいた、根拠が明確な推奨銘柄に大切な資金は投じるべきです。
下値が小さく初動を掴む投資をしませんか？
初動を掴んでおくと、急騰したら好きなところで売ることができます。
短期筋の先回り投資を実践しませんか？
キーワードは「現実主義」。運任せではなく、確度の高い情報と業績やロジックを基に導き出された「真の利益追求候補株」を獲得する好機が目前に訪れています。
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