ここは渋谷?原宿?台北の「西門町」で見つけたSNS映えスポット6選

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2024/05/01

台北の「西門町(シーメンディン)」は、東京の渋谷や原宿と言われるトレンドの発信地。台湾の若者たちが集うファッションや文化などのトレンド最先端を行く街として、日本人旅行客にも人気があります。

台北の若者が集うトレンド発信地、西門町はSNS映えスポットが多い image by:Shutterstock.com

西門町は、買い物やグルメだけでなく、近年はインスタグラムなどで「SNS映え」するスポットとしても注目を集めています。日本から近い海外、また台北中心部にあって交通アクセスも良い西門町にある、SNSで人気のおすすめスポットを紹介します。

「レインボーロード」は西門最大の人気SNS映えスポット

「レインボーロード」は最も人気の撮影スポット。朝がおすすめ image by:Nambawan/Shutterstock.com

まずは、いまや西門町で最も人気のSNS映えスポットと言われる「レインボーロード」です。2019年に登場しました。

道路に、赤や黄色、青色など6色が並んで「6號彩虹」と呼ばれ、それぞれの色のところに「TAIPEI」の文字も。

2019年、台湾はアジアで初めて同性婚合法化を実現したことで、ここは多様性、LGBT+コミュニティの象徴とされる場所です。ここで写真を撮るために訪れる人も多くいます。

場所は、台北の地下鉄(台北MRT)「西門駅」6番出口すぐ。日が昇ると逆光になるため、朝の早い時間がおすすめです。朝10時ごろから撮影目的の人が増えるとのことで、くれぐれも譲り合って撮りましょう。

「西門紅楼」は赤レンガが映える8角形の建物。夜はライトアップで幻想的

「西門紅楼」はレンガ造りの建物でとても目を引く image by:Nambawan/Shutterstock.com

西門町のランドマーク、その1つが「西門紅楼(シーメンホンロウ)」です。日本統治時代の1908年に建てられた、台湾初の公設市場。

日本人建築家で当時、台湾総督府建築科の担当だった建築家・近藤十郎氏が設計した、八角形の建造物です。今でも赤レンガの建物は、若者の街・西門町の中でも、非常に存在感があります。

第二次世界大戦後は映画館となり、1997年に台北市の古跡に認定。2000年に隣接する建物などが火災で焼失後、文化やクリエイティブの中心地としてリノベーションされました。1階のショップはお土産選びにもおすすめ。


夜はまた日中と違った雰囲気が良い「西門紅楼」image by:Avigator Fortuner/Shutterstock.com

夜に訪れるとライトアップされ、日中とは異なる幻想的な光景もSNS映えします。場所は、台北MRT「西門駅」6番出口すぐです。

「剥皮寮歴史街区」は入場無料で楽しめる台湾レトロな場所

清朝の街路や日本統治時代のアーチが保存されているエリア image by:Nambawan/Shutterstock.com

台北で古い建物が残る歴史地区、その1つが「剥皮寮(ポーピリャオ)」です。清朝時代の洋館や商店が残り、その後の日本統治時代にも軍事や教育などの場所となったエリア。2009年に歴史地区として整備されました。

剥皮寮歴史街区では台湾レトロさが体験できる image by:Kit Leong/Shutterstock.com

特に、康定路173巷にある「老街」が、最も人気でおすすめの撮影スポット。昔の映画ポスター、レンガのウォールアートなども見られます。

レンガの雨除け歩道などもとても情緒あり、思わず撮りたくなる場所が至るところにあります。入場無料。台北MRT「龍山寺駅」徒歩約5分、西門町からも徒歩圏内です。


台北で「ストリートアート」がたくさん集まるエリア

台北・西門町で見られるストリートアート image by:leungchopan/Shutterstock.com

アメリカのアパレルショップや古着屋が多く並び、アメリカンストリート(美国街)として知られるのが、昆明街96巷。ここに「ストリートアート」が多く描かれた場所があります。

このエリアにあるストリートアートは今、「台北のストリートカルチャーの縮図」とも言われ、歌手のミュージッククリップなどにも登場することも。

ストリートアートはほかに、武昌街二段120巷や峨嵋街103巷でも見られ、いずれも人気の撮影スポット。いずれも台北MRT「西門駅」から徒歩数分です。

「萬年商業ビル」は台北の秋葉原と言われるオタク系ビル

「萬年商業ビル」は台北でオタク文化が集結するビルで有名 image by:leungchopan/Shutterstock.com

西門きっての老舗ビルとなった「萬年商業ビル」(萬年商業大樓、萬年百貨)は、昔も今も若者文化のシンボル的存在。

店内では、若者向けのファッションや雑貨をはじめ、スニーカー、携帯電話、ゲームソフト、プラモデルやフィギュアなどを販売し、特に秋葉原のようなオタク系の店舗が集中していることで有名です。

1973年施工で約50年経ち、日本で言うところの数少なくなった「昭和レトロ」さが感じられます。外観のインパクトも十分で、ぜひ一度撮りに行ってみてください。

「台北天后宮」は日本にもルーツある中華寺院

「台北天后宮」は弘法大師像が預けられたことから日本にゆかりある寺院 image by:Charlesimage/Shutterstock.com

台湾らしい寺院を訪れるなら「台北天后宮(タイベイティエンホウコン)」がおすすめ。「西門町媽祖廟」とも呼ばれます。

主神として「天上聖母媽祖」、そして台湾で唯一「弘法大師」も祀られているため、日本人旅行客が多いことで知られます。1746年、商人の寄付で建てられ、清国時代に万華の龍山寺と祖師廟と並ぶ「三大寺廟」に数えられました。

西門町からすぐの成都路の繁華街、商店が密集する中にあります。入口こそ狭いものの、境内は意外なほど広々とし、中華寺院らしい華麗な光景があります。廊の赤いロウソク、天井には無数のランタンなど、その美しさから秘めたパワーも感じられるかもしれません。

場所は、台北MRT「西門駅」から徒歩3分ほど。小さくとも華やかな媽祖廟の参拝もぜひ。

西門町のストリートフードもよく話題に。台北の最先端を旅して見つけよう

西門町で人気のストリートフード「バブルティー」image by:Shutterstock.com

西門町ではほかにも、おしゃれなカフェやショップなどが多くあります。続々と登場するスイーツなどもSNS映えすると、事あるごとに話題となります。

現地へ行った際にもし現地の若者で行列になっている店などあれば、そこが最新のSNS映えスポットの可能性も。人気が高い定番スポットもしっかり押さえつつ、行き当たりばったりで見つけるとさらに台湾の旅が楽しくなるかもしれません。

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ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

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