fbpx

日本の水道水が飲めなくなる?米軍基地による環境破壊が問題化も、調査すらできない隷属国家ニッポン=神樹兵輔

今回は「日本の水が飲めなくなる!日本国中に広がる米軍基地が日本の水を化学物質(P-FAS)で汚染している」というテーマでお届けしたいと思います。日本国土の河川や地下水が米軍によって永久汚染されたとしても、政府・自民党は、例によって米軍や米国政府に対しては何も言えず、米軍基地内の汚染源の調査も出来ない売国・亡国状態にあります。日本の河川や地下水の汚染は、取水による私たちの水道水の汚染に直結します。こうした米国やりたい放題のその実態が野放しになっているのが日本なのです。(『 神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる! 神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる! 』)

【関連】イカサマ賭博「宝くじ」を買ってしまう7つの認知バイアス。総務省OBに高給を与えるための歪んだ分配構造=神樹兵輔

※本記事は有料メルマガ『神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!』2024年5月6日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:神樹兵輔(かみき へいすけ)
投資コンサルタント&マネーアナリスト。富裕層向けに「海外投資懇話会」を主宰し、金融・為替・不動産投資情報を提供。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 経済の話』 『面白いほどよくわかる最新経済のしくみ』(日本文芸社)、『経済のカラクリ』 (祥伝社)、『見るだけでわかるピケティ超図解――21世紀の資本完全マスター』 (フォレスト出版)、『知らないとソンする! 価格と儲けのカラクリ』(高橋書店)など著書多数。

米軍基地が環境問題化。戦後から延々と続く米国支配

敗戦以降、米国の日本占領政策に長年ひたすら隷従してきた売国政党・自民党によって、日本国民は、とことん蹂躙され続けてきました。

日米地位協定、思いやり予算、日米合同委員会、年次改革要望書……などなど、米国および米軍と日本政府が関わる取り決めには、不平等かつ理不尽な協定が数多く存在しています。

しかも、その多くが秘密のベールに覆われており、日本は到底独立した主権国家とはいえない状況です。

ちなみに、米軍基地が展開されている国は、世界中に約500カ所ありますが、主だった大規模な駐留基地が置かれているのは、ドイツ、日本、韓国、イタリア、イギリスの5ヵ国です。

そのうち基地への立ち入り権限や監督権限がまったくないに等しい最も不平等な協定になっているのは日本だけです。

歴代日本政府が、いかに米国に隷従して、言いなりになるばかりの売国方針できたかがわかります。

要するに、敗戦の1945年8月から52年4月までのGHQ(米軍主体の連合国軍最高司令部)による6年8カ月間の占領期間が、今なお形を変えて存続しているに等しいのです。

日本には、日本全国に130施設ある米軍基地(うち米軍専用基地81。他は自衛隊との共用)の占拠による問題だけでなく、日本の航空管制が及ばない、1都9県にまたがる広大な範囲の「横田空域」の存在があります。

これが日本の航空路を大幅に制限しているのです。

そして今日、新たに問題化しているのが米軍基地から広がる広大な地域の河川や地下水への化学物質漏洩による大規模水質汚染です。日本人の健康被害に直接関わります。

しかし、日本国土の河川や地下水が米軍によって永久汚染されたとしても、政府・自民党は、例によって米軍や米国政府に対しては何も言えず、米軍基地内の汚染源の調査も出来ない売国・亡国状態にあります。

日本の河川や地下水の汚染は、取水による私たちの水道水の汚染に直結します。

こうした米国やりたい放題のその実態が野放しになっているのが日本なのです。

米国や米軍にモノ言えぬ、反日(旧統一教会癒着)・売国(米国隷従)・世襲(国会議員4割)・カネまみれ(利権・口利き・裏金脱税)の自民党政権には退陣してもらう以外ないでしょう。

米軍基地から有機フッ素化合物(P-FAS)がダダ漏れ?

さて、米軍基地を中心にダダ洩れ状態の化学物質は、「有機フッ素化合物=P-FAS(ピーファス)」と総称されるものです。

これは、人工的に作られた化学物質で、その種類は4,700以上といわれます。自然界では、ほとんど分解されず、土壌にも蓄積されて、人体に多大な悪影響を及ぼす可能性が指摘されているのです。

P‐FASを使用した製品は、水や油をはじく効果が高く、熱にも強く(燃えにくい)、汚れを弾く作用もある――といった特徴が挙げられます。

そのことから焦げ付かないフライパンや炊飯器のフッ素加工に使われ、スキー板やスノーボードのワックス剤、工業塗料の添加剤、半導体の表面処理剤、金属メッキ剤、防水性・撥水性布地、ピザやハンバーガーの厚紙箱や包装紙、防水服など、身近な製品に多く使われているのです(必ずしも使われているとは限らない)。

とりわけ今回のテーマである米軍基地内での「P-FAS汚染」で注目されているのが、米軍基地内での航空火災用に使われる泡消火剤の大量漏洩の問題なのです。

これが、米軍基地内で大量使用され、保管施設からの漏洩事故が起きても、不平等な日米地位協定があるため、日本側への通報義務もなく、これまでずっと垂れ流し状態が続いていたモノなのでした。

米軍基地内では何が起ころうが、そこは日本の主権外のため、口も、手も足も出せないのが、米国隷従の日本政府なのです。

Next: P-FASの有毒性は周知の事実。なのになぜ垂れ流しに?

1 2 3 4
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー